おはようございます(*^^*)
オーダーカーテンと既製カーテンの違いというお題でお話しています。
本日4回目になります。
これまでの記事はこちらから↓ 黄緑の文字をクリックしていただくとその記事にとびます。
↑スタイルのお話です。
↑芯地、山取りのお話です。
↑耳と裾の縫製のお話です。
【オーダーカーテンと既製カーテンの違い】
この記事は私がブログをスタートした当初から書きたかった内容でした。私が世の中へ向けて発信できる有益な情報だと思っていたからです。
カーテンの知識が何もなかった私はオーダーカーテンの縫製工場に勤めるようになり、カーテンの奥深さにどんどん惹かれました。
それはまるで恋心のようで、もっともっと彼を(カーテンを)知りたい♡と、オーダーカーテンに限らず既製カーテンの店舗も見て廻り、カーテンの知識を得ていきました。
そんな経験からみなさんに何かお伝えできることがあるのではないかと思い、今この記事を書いています。
前置きが長ーい。笑
失礼しました。
それでは始めます。
今回から、オーダーカーテンと既製カーテンの違いを比べるというよりも
【オーダーカーテンだからできること】のお話になっていきます。
今日はオーダーカーテンの柄合わせのお話です。
カーテンの材料となるのは生地です。
手芸屋さんで商品の生地が筒に巻かれた状態で立てかけてあるのをご覧になったことはありますか?
カーテンの生地も元は筒に巻かれた【反】の状態です。それをサイズに合わせて必要な長さ、必要な枚数カットして使います。
1枚にカットされた生地を巾(はば)と言い、1巾(ひとはば)、2巾(ふたはば)…と数えます。
複数の巾が必要になるサイズの場合はそれを縫い合わせる巾継ぎ(はばつぎ)が必要になります。
無地の生地は気にせずに巾継ぎができますが、柄のある生地の場合、オーダーカーテンではきっちりと柄合わせをします。
わかりやすい例えで言えばボーダーの柄。
柄が合うのが当然と思われるかもしれませんが、隣り合わせの生地の横線を全てきっちりと合わせて巾継ぎをするのは高度な縫製技術なんですよ。
なぜなら生地を巾継ぎする際は中表の状態で継ぐため柄がはっきり見えませんし、生地は引っ張れば伸びもするからです。
生地端をちらちらとめくって柄があっているかを確認しながら、巾継ぎ専用のミシンを走らせます。上側になる生地は機械の押さえで送られてしまいやすく、容易に柄ズレの原因になります。
そのような難しさをクリアして、オーダーカーテンは美しく柄のあったカーテンが出来上がるのです。
既製カーテンは柄合わせをしなくてもそのズレがわかりにくいような柄やストライプなど、生地を継ぐ時に柄を気にしなくて良いものが多いように思います。
カーテンは既製でしか購入されたことがない方がいらっしゃいましたら
是非一度オーダーカーテン取扱いのお店に行ってみてください。
その生地のバリエーションの豊富さ
経糸、緯糸の織りの凛々しさ
そして柄の繊細さに、きっと心動かされますよ♡
次回は裏地付カーテンのことをお話ししようと思います。
こちらも【オーダーカーテンだからできること】です。
それでは今日も良い一日をお過ごしください。
急な暑さにバテないようにお気を付けくださいね。