20代前半、デイサービスや現場で介護士としてバリバリ働いていた。

その時の私は利用者さんや患者さんにとっては孫のような歳だったのでとても可愛がっていただいたし、仕事はやり甲斐があった。

 

長女を妊娠して介護士という力仕事を辞め、

つわりや早産の危険と付き合いながら妊婦に専念した。

 

長女が生まれると

としてお母さんとして、

あるいはみーちゃんのママとして、

専業主婦、育児というステージ。

働きに行きたいけど行けない状況だったから、小さなかわいい寝顔の横で内職をしたこともあった。

依頼されていたほどできなくて、謝って引き取ってもらったこともあり、

なんで今の私ってこれくらいのこともできないんだろう…なんて、すごく悔しかったっけ。

 

お菓子作りや料理が好きだったので、子どもの幼稚園のお友達やそのママを呼んでは新しく思いついた手料理を食べてもらい、楽しいひとときを過ごした。

カフェとかお菓子屋さんを開いたら?って言われ、そんな道もいいなぁ♡なんてぼんやり思った。

 

そのうちそんな話が広まって

お中元やお歳暮のお菓子の詰め合わせをお願いされるようになった。

お誕生日ケーキやクリスマスケーキも。

 

商売をしようとは思ってなかったし、

だいたい、いくらくらいただいたら良いかもわからなかったから、材料費プラスほんの少しの手間代をいただいて

自宅お菓子屋さん

 

5歳半離れて次女が生まれ、

今度は二児の母

より一層自分の時間は無くなったけど、毎日はとても充実していた。

 

社会に出たい、という思いを一旦あきらめて、

初めてその時自分の置かれたステージを楽しめるようになったのかもしれないな。

 

 

それから離婚して、社会に出たいかどうかよりもすぐに社会復帰しなければ、という状況になった。

私、30歳の時。

働くツテは何もない。

 

介護の仕事に戻る?

いや、幼い子どもたちがいて夜勤ができる?

無理だよね…

 

じゃ、したかったお菓子作りしてみる?

ううん。土日仕事のサービス業について、いつ子ども達と一緒に過ごすの?

 

自分が【できそうな事】を探して自問自答の繰り返し。力のない自分に嫌気がさした。

 

それでも生きていく術を身につけなければ。

 

介護ではなくお菓子作りでもなく、長く勤められるように資格を取ろう。

 

色々と調べて就職支援のパソコン教室に通った。

日商の文書作成とデータ入力の資格を取得。

その武器を元に土日が休みの事務職を探した。

 

その時の優先条件は学校や保育園に近く、何かあった時にお休みがもらえそうな事。

 

カーテン縫製工場の事務の仕事が見つかった。

子どもたちの事を思うと、パートという仕事がちょうど良かった。

 

それから7年事務の窓口として勤め

大人になってから久しぶりに猛勉強し

窓装飾プランナーという資格を取得した。

 

私の仕事はパートの範囲をすっかり越えていた。

 

自ら考えて色々な事ができるようになったし、次のステージを考え出した。

もっともっとインテリアの勉強をしたい。

 

インテリアコーディネーターの資格勉強をしながらアンテナを研ぎ澄ませ、今の工務店に出逢った。

転職を考えた時、いくつか違う道も現れたけれど、私は自分の直感を信じた。

土日が仕事になるから子どもたちとの時間は明らかに減ってしまう。だけど私がこの道に進むことは必ず子どもたちの将来の為になる。

腹をくくる、という感じだったかな。

 

 

そして、この夏

インテリアコーディネーター

として駆け出した。

 

 

今、毎日のようにお客様と関わり、色々な経験を経てきたからこそお話できる事がある。

例えば将来を見据えた子ども部屋のお話。

例えば家事の動線や収納のお話。

例えば打ち合わせをしながらのお子様へのお相手。

 

今になって私の人生経験

腑に落ちる事も沢山ある。

 

社会から離れていた期間があったからこそ、社会に出てその経験を活かせていると思う。

 

 

与えられた機会を

精一杯務めることが次に繋がった。

 

それは仕事だけではなくてね

子育てや結婚生活も。

周りの環境との関わりも。

 

無駄な事は何もないんだね。

 

今社会と繋がれていない、と

もどかしく思うお母さんがいたとしたらこう言わせて。

 

大丈夫。

今のあなたの生活も全てあなたのキャリアになるよ。

 

今を精一杯務めよう。

 

 

いつかの自分の為に。

 

2 コメント

  1. 小さな子供たちを保育園に預けてパート事務として働き始めたころ、昔のように仕事に専念できないことにずいぶん悩んだわ。
    『締め日は、休まれたら困るんだけど』と言われてても、子供はお構いなく熱を出す。
    あの頃、子供が大きくなったら、今度は若いママたちを助けてあげたいってよく思ったなぁ。
    自分が経験したもどかしさ、悔しさ、嬉しさ、楽しさ。いつか誰かの役に立てたらって思うよね(*^-^*)

    Rieko Iida
    1. 里江子さん
      お疲れさま。
      そうそう。私もよく保育園から電話が鳴るとドキーンってした。で、大抵予感は的中なんだよね。
      『津瀬さーん。保育園からー。』ってね。
      がっくり。

      だけど急いでお迎えに行くと涙浮かべて私を待ってる娘見て、やっぱり母は私しかできないんだよなーって思ったなぁ。

      社会復帰のタイミングって誰でもすごく不安だと思う。
      そんな若いママたちを私たち【おねえさん】が助けてあげられたらいいね。おねえさんが。(←2回言った。)笑

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