おはようございます(*^^*)
今日は建築の日取りのこと
【建築吉日】についてお話したいと思います。
聞きなれない言葉だと思います。
【建築吉日】(けんちくきちじつ)
地鎮祭や上棟などを行なうにあたり、「吉」とされる日、これを【建築吉日】と言います。
まず吉日と聞いて私たちが思い浮かべるのは【六曜】ですよね。
先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に並びます。
皆さんご存知の通り
大安が最も良いとされる吉日で、次に先勝(午前が吉)、友引(昼以外は吉)、先負(午後が吉)が一般的に吉とされています。
この六曜の他に
【十二直】(じゅうにちょく)で主に見るのを【建築吉日】といいます。
「十二直」の直は“当たる”という意味があり、北斗七星の動きを吉凶判断に用い
十二支による方位と組み合わせて割り当てしています。
十二直は下の12の漢字があてられています。
建(たつ)
除(のぞく)
満(みつ)
平(たいら)
定(さだん)
執(とる)
破(やぶる)
危(あやぶ)
成(なる)
納(おさん)
開(ひらく)
閉(とづ)
この十二直の中で、建築で良いとされているのが【建築吉日】の以下6つ。
・建(たつ)
「万物を建て生じる日」の意味。建築関係では最吉日とされています。但し土を動かすような事柄や蔵開きには凶とされる日です。
・満(みつ)
「全てが満たされる日」の意味。地固め、柱建て、移転、祝い事などは吉ですが、土を動かすような事柄は凶とされる日です。
・平(たいら)
「物事が平らになる日」の意味。地固め、柱立て、祝いごと、すべて円満。穴掘りは凶とされています。
・定(さだん)
「善悪が定まる日」の意味。建築、移転などは吉とされている日で、樹木の植替えなどには凶とされています。
・成(なる)
「物事が成就する日」の意味。建築や新規に物事を始めるのに吉とされる日。訴訟や談判事などをするには凶とされています。
・開(ひらく)
「開き通じる日」の意味。建築や移転などはすべて吉とされる日。葬式など不浄事をするには凶とされています。
この建築吉日は六曜とは異なる基準になりますので 大安であっても建築には良くない日があったり、仏滅でも建築吉日に当たっていたりします。
どっちやねん!って思いますよね。笑
どちらも合わせて決める事が多いです。
それから、建築関係では気をつけて避けたい日があります。
三隣亡(さんりんぼう)
この日に建築すると後日火災に見舞われ、近隣3軒 まで滅ぼすといわれ
この日は避けた方がいい日とされています。
お施主様やご参列の方のご都合が合うことがまず第一ですが、その中でも同じなら吉日と言われる日に執り行いたいものですよね。
先日の建築吉日 小雨の中の地鎮祭。
盛砂もビニールシートの上に。
盛砂…美しいです。
うちの工務部隊は皆、建築吉日が載ったスケジュール帳を持っています。
お施主様と地鎮祭や上棟日を決める際にはその手帳を見てご提案、調整しています。
いいなぁ♡
来年度の手帳は見た目重視じゃなくて
建築吉日が載ってるかどうかが基準かなぁ…なんて考えている今日この頃です。
どなたか建築吉日が載っていて、なおかつステキな手帳をご存知でしたら教えてください♡
さて、インテリアコーディネーターの資格試験まではあと18日です。
ちなみに今日も試験日も六曜では大安。
私自身はあまり暦って気にしないけど、やっぱりちょっと嬉しくなるなぁ。
今日も皆さんにとって良い一日になりますように♡