私が今の会社に入社したばかりのころ防炎ラベルを【ぼうさいラベル】と読み間違い、恥ずかしい思いをしたことがあります。
正しくは【ぼうえんラベル】です。
↓ 防炎ラベル(イ)見本
(日本防炎協会ホームページより)
(小さい画像しかなかったのでクローズアップしてトリミングしました。
あまりきれいな画像でなくてすみません。)
この画像の赤字【防炎】の上部には消防庁登録者番号が入ります。その番号によりどこが管理している製品かがわかります。
防炎に関する内容は窓装飾プランナー試験にもしっかり出題されていました。
消防法の規定では、公共施設や31m以上(一般的には11階建て以上)のマンション等には防炎機能のある製品を取り付けなければならないことになっています。(11階以上に住むと対象になるという意味ではなく、対象の建物なら1階にお住まいでもその対象になります。)
マンション以外にも私たちの身近なところで言えば…
そうですね。
お子さんがいらっしゃる方は今度参観日でちらっと学校のカーテンをめくってみてください。
もしくは病院や旅先のホテルのカーテンを。
カーテンの寄せ側(カーテンを開けたときに寄せる側)の裏をめくって見ると上のようなラベルが半折りで縫込みしてあるはずです。
これは防炎の加工がされている生地であるという証明です。
本来カーテンの材料になる【生地】はよく燃えます。
その生地に【燃えにくい】という防炎の性能を持たせることによって、簡単には着火せず、もし着火しても燃え広がるのを防いでくれるのです。
日本防炎協会のホームページには実際に延焼を防げたという事例も挙げられています。
↑黄緑部分クリックしていただくと事例のページに飛びます。
カーテンは装飾性の意味合いがとても大きいですが、こういう火災の事例を見ると ただ好きな生地を選ぶだけではなく、もう一歩踏み込んだ正しい知識を持って選択したいと思います。
毎日共に暮らすファブリック製品ですから。
防炎性能のあるカーテンに関しては、お近くの親切なカーテン屋さんにご相談ください。
【窓装飾プランナー】のいらっしゃるお店がおススメですよ♡
ではではまた明日。
今日も1日がんばりましょう!