【防炎補助ラベル】

3年前、2015年の4月から日本防炎協会により実施された制度です。

防炎補助ラベルにはアルファベットと数字の組み合わせからなる照会NOが記載されています。

防炎機能のあるファブリック製品に防炎ラベルと一緒に縫い付ける事で、防炎カーテンの生地と縫製品のトレーサビリティを確保する為のものです。

↓ 防炎補助ラベル見本 (日本防炎協会ホームページより抜粋)

トレーサビリティとは日本語で言うと追跡可能性のこと。

主婦目線で例えるならスーパーで
【このキャベツは私が作りました】
なんて、生産者の顔と産地が載っていたりしますよね。そういうことです。
生産元をたどっていけるツールということです。

 

カーテン夢工房の小嶋社長のブログに先日ちょうどこの補助ラベルのお話が出ていましたので、私は縫製工場の視点からお話したいと思います。

 

2015年4月から実施、
その年の3月上旬には縫製現場へ向けての資料を作り、配布。

大変になるぞ!と構えていたのですが…

 

…あれれ?入ってこない?

 

そうなんです。
実施以降(2015年4月1日以降)生産の生地に関して添付されるので、しばらくは添付がないものばかりでした。

そのうち添付のある生地がパラパラと出てくるようになり、今は3年以上前の在庫品を引っ張りださない限り、全ての防炎対応生地に添付されていることになります。

 

防炎対応生地には必ずこの補助ラベルが添付されて工場へ届きますが、それを付ける必要があるものは商品に対して防炎ラベルが必要なもののみ
あくまでも【防炎機能の証明】ですから、補助ラベルのみでの縫い付けはありません

ですから不要なものや余ったものは必ず、裁断者がその場で破棄します。
他へついてしまう危険を無くす為です。

逆にもし不足があれば各ファブリックメーカー様からお預かりしている補助ラベルからはきだしますが、その場合も製品の出荷日、生地品番と元の補助ラベルの照会NOを記録に残し、月に一度メーカー様へご報告しています。

 

防炎関係に関して縫製工場はかなりシビアな扱いをしています。

メーカー様の信頼に関わりますから、製品作製途中でも縫い付けの有無が間違っていないかを数カ所でチェックするようにしています。

 

防炎ラベルは有りか無しか。
間違いは分かりやすい。

それに対して補助ラベルは

生地倉庫から必要m数を裁断時添付→うちへ届いて裁断時に添付→縫製で縫い付け

というようにリレーになります。

ですから 例えば、の話ですが、
この補助ラベルをもし間違って他の反の生地につけてしまったり、付けるべきものに付いていなくても、現場を廻り出してしまえばそれが間違っているかどうかは気づく事ができません。

 

このような性質の補助ラベルですから、各工程がその重要性をきっちりと理解して正しく実行することこそが、このトレーサビリティの鍵を握ります
生地出荷から裁断、生産過程の中で1人でも適当な事をしてしまうと追跡性は正確でなくなりますから。

 

信頼を作る、ということはひとりひとりの意識がとても重要なのです。

 

このトレーサビリティの観点は私はとても良いと思います。
作り手の顔が見える、元を辿れるということは品質が良い、間違いがないという証明でもあります。

ですがそこに人の手が無数に入るバトンリレーになると、一箇所でも落としたり取り違えたりしてしまうと正確性はなくなります。

もっと確実で、なおかつ効率の良い方法はなかろうか…と思います。

 

 

さてさて、明日は防炎ラベルのお話をしましょう。
あ。普通はこちらが先ですね 笑

 

防炎ラベルって何?本当に燃えないの?

どんな場所に防炎ラベルが必要なの?

施設だけでしょう?一般家庭は関係ないよね?

これは実際、現場の縫い子さんに尋ねられたことのある質問です。

 

こんなことをお話しますね。
それではまた明日(*^^*)

 

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